鉛筆で紙に文字が書いて、間違えたら消しゴムで文字を消す。いつも当たり前のように行っていますが、一体どういった原理でできているのでしょうか。化学的に説明していきます。
紙に鉛筆で文字が書くときの原理
![](https://i0.wp.com/chem-notice.com/wp-content/uploads/2023/04/紙で書いて消す①.jpg?resize=362%2C271&ssl=1)
まず、紙は植物などの繊維によってできており、表面は細かな凹凸がある。そこに黒鉛と粘土等でできた鉛筆の芯が摩擦によって削れ、繊維の表面にくっつく。くっついているため、紙を逆さにしても落ちてきません。また、ボールペンなどのインクは液状であるため紙の繊維の表面のみならず、染み込んで内部まで浸透しています。
紙に書かれた文字を消しゴムで消すときの原理
![](https://i0.wp.com/chem-notice.com/wp-content/uploads/2023/04/紙で書いて消す②.jpg?resize=365%2C273&ssl=1)
紙の繊維にくっついた黒鉛(鉛筆の芯)は剝がすことができます。ここで、登場するのが消しゴムです。消しゴムは紙の繊維と違い、鉛筆の芯を絡めることができます。そのために鉛筆の芯である黒鉛を絡みとり、取り出しで再度紙を白くすることができるのです。しかし、消しゴムは表面を絡みとるため、ボールペンで書いた紙は消す(取り出す)ことができません。
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