可視光とは?光の波長について

化学

 可視光とは、人の目で見える光の波長のことを指します。よって、光でも人の目に見えないものも多く存在しており、光の波長の違いによってエネルギーの強さも大きく異なります。ここでは、光の波長とは何なのか、可視光とは具体的にどういうものなのか説明していきます。

光の波長とは?

 光は波の性質をもっています。波の性質は波長の説明によって理解することができ、光の理解には波長についての理解が必須です。なぜ光が波なのかは、波とすることで説明することができる現象が多いからです。このタイトルとは関係ありませんが、光は粒としても考えられており、光について波だけでは理解できない現象も多くあり、すべて理解するためには一言で説明することができない程、奥が深いのです。

波長について

 波長とは、波の一回分の長さです。図で表したように、山-山の間や谷-谷の間の長さを波長といいます。光には、この波長の違いによりいろいろな名前が付けられています。


 また、山の高さや谷の高さを振幅といいます。振幅は強さを表しており、振幅が大きいほど光も強くなります。

光の波長によるエネルギーの違い

 光の波長の長さによって、エネルギーの強さが変わります。波長が短いほどエネルギーが高く、波長が長くなるほどエネルギーは低くなります。また、光の波長によって生活中の使われ方も大きく変わります。

【異なる光の波長の主な使われ方】
・電波:放送や通信、電子レンジなど
・赤外線:ヒーターの熱源、センサーなど
・可視光線:照明など
・紫外線:殺菌、蛍光灯など
・X線:レントゲン、CTなど

可視光とは?

 可視光とは、光の波長の中で目に見える波長の範囲のことを指します。具体的には約360nm~830nm程の波長の範囲です。波長の長さによって、光の見え方は異なります。

可視光の色の見え方
(低波長) 紫、青、緑、黄、橙、赤 (高波長)

 光の波長によってなぜ色が異なっているのかは、「光の三原色」と「色の三原色」というところで説明しているのでご覧ください。

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